今月の農作業(7月)柑橘

JAありだ営農指導課

摘果

●摘果作業の目的

 摘果の目的は、適正な着果量に調整することです。
 それにより、果実肥大が促進され、品質の良い中玉果に揃え、樹勢を維持し、隔年結果の防止にも繋げます。
 本年も樹ごとの着果量および新梢の発生量にバラツキが大きい傾向ですので、状態に応じ時期と摘果量を調整しましょう。

●適正な着果量とは・・・

 適正着果量の見本樹を見たことはあるでしょうか?摘果講習会などで適正な葉果比に仕上げた樹を見た場合、思っていたよりも果実が少なく感じる方が多いようです。【写真】
 ということは、十分に摘果することが出来ていないため収穫時点では着果過多となります。
 また、旧葉は新葉と比較すると光合成能力は72%くらいしかないため、着果過多で旧葉の割合が多い樹の場合、適正葉果比だとしても新葉が多く発生している樹に比べ負担は大きくなります。
 これらの事が果実肥大・隔年結果に影響しますので、着果過多傾向の本年は収穫時点に適正着果量になるようしっかり摘果しましょう。【表1】

【表1】適正葉果比(1果あたりの葉数)
極早生 早生・中生 晩生
17~20枚 20~25枚 25枚

【写真】適正葉果比樹(中生 葉果比25)

●品質重視の摘果

 早生以降の品種では、摘果の割合を後期に高め、着果ストレスをかけることにより高品質化が期待できる、品質重視の摘果に取り組みましょう。
 ただし、着果ストレスに重点をおくあまり、収穫時点で摘果不足(小玉果化)になってしまっては意味がありません。
 また、後期一度だけの摘果では、肥大のコントロールもできません。時期別の摘果割合を調整し、実施する必要があります。【表2】

【表2】摘果の時期および割合
  早生 中生・晩生
割合 時期 割合 時期
粗摘果(1回目) 20~30% 7月上旬~
下旬
   
粗摘果(2回目) 20~30% 8月上旬~
下旬
30~40% 8月中旬~
9月上旬
仕上げ摘果 40~60% 9月上旬~
下旬
60~70% 9月中旬~
10月上旬

●粗摘果(1回目)

 粗摘果は、二次生理落果が終了した7月上旬頃より始めましょう。
 摘果割合の20~30%とは、どれだけ摘果したらいいのかわかりにくいですが、目安として着果過多傾向である本年の場合は相当着果していますので、日当たりの悪いスソ・フトコロ部の果実は全摘果しましょう。樹冠表面の果実は粗摘果(1回目)では摘果せず、着果ストレスをかけましょう。【図1】


【図1】粗摘果箇所のイメージ図
(赤線で囲まれた部分を全摘果)

病害虫防除

使用方法は「JAありだ2018年柑橘類防除基準」を参考にして下さい。

病害名ポイント
黒点病
黒点病
 主な感染源は、枯れ枝です。枯れ枝を見つけたらこまめに切除しましょう。
 散布後の積算降雨量250ミリまたは20~25日を超えると防除効果が劣りますので、再散布を行って下さい。
 梅雨時期は、降雨日数・降雨量ともに多く、感染機会が一番増える時期となりますので、注意しましょう。
チャノキイロアザミウマ
チャノキイロアザミウマ チャノキイロアザミウマ
 防除基準の時期を基本としますが、営農センター等の発生予察情報・一斉防除情報を参考に防除しましょう。
 年間の発生回数が多いため、防除が難しい害虫です。 大量に発生すると果実表面に卵を産み、孵化した幼虫は飛ぶことがないので集中的に加害され、被害が大きくなります。発生初期に防除を行い絶対数の抑制に努めましょう。
 マキ・サンゴ樹などの防風樹近くは被害が多くなるので、防風樹についても散布を行いましょう。
ミカンサビダニ
ミカンサビダニ
 梅雨明け7月上旬~8月上旬の防除が大切です。
 昨年発生が見られた園では、特に注意しましょう。
 年間の繁殖回数はかなり多いので、発生初期に防除を実施しないと、初期被害が確認された時点で防除を行っても、被害が大きくなります。
ゴマダラカミキリ
ゴマダラカミキリ
 樹冠部だけでなく幹にもしっかり散布しましょう。
 近年、株元のモグラや野ネズミの穴を使い産卵する傾向も見られ、対策が難しくなっています。
 株元散布の場合は、しっかり散布しましょう。
病害虫防除

 本年は3月以降の降雨が多く、苗木の生育や開花後の果実肥大には良い傾向です。
 梅雨明け以降は高品質果実生産の為、適度な水分ストレス(葉が夕方にやや萎れ、翌朝には回復する程度)が必要ですが、降雨が少ない場合は適宜灌水を実施しましょう。(10アールあたり21mm程度)例年、農薬散布に関係したトラブルが発生しています。
 農薬散布時には使用基準を守り、隣接する住宅などには散布の案内や薬液が飛散しないよう配慮するとともに、薬液・残液が河川等に流出しないよう、十分注意して下さい。

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