今月の農作業(11月)柑橘
JAありだ営農指導課
収穫作業
収穫については、園地や樹によるバラツキが大きい分、分割採果や適期採果による品質の均一化・高品質化が重要となるため、園地ごとに、着色、糖度、酸度を定期的にチェックし、品質基準に基づいて収穫時期を決定しましょう。
一樹内においても果実品質にバラツキがあるため、成熟が早い外生り果を先に収穫するなど、分割採果を行い、果実品質の均一化に努めましょう。
施肥時期 | 秋肥施肥量基準 | ポイント | |
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早生 | 10月下旬~11月中旬 | 10アール当たり窒素成分で12kg | 施肥のタイミングが早すぎると浮皮の発生や着色遅延につながりますので、適期に施用して下さい。 施用の際は葉色や葉数などを確認しながら樹勢に応じて施用量を加減することが大切です。 |
普通 | 11月中旬 |
マルチ被覆園については収穫後に窒素成分主体の液肥を2~3回程度葉面散布し、必要に応じてかん水を行うなど、樹勢の早期回復を図りましょう。液肥は、尿素を500倍、または千代田液肥233号を1,000 倍で葉面散布しましょう。
病害虫防除
11月の防除は、多発した場合のカメムシ、褐色腐敗病、貯蔵病害などです。
使用方法は「JAありだ2018年柑橘類防除基準」を参考にして下さい。