今月の農作業(6月)柑橘

JAありだ営農指導課

病害虫防除

果実肥大初期に被害を受けると、果実の外観に大きく影響しますので、しっかり対策しましょう。薬剤・倍数等は「2019年柑橘類防除基準」を参考にして下さい。

■黒点病
 長期間にわたり感染する可能性があり、油断せず防除することが重要です。防除薬剤の散布後に積算降水量が250mmまたは20日〜25日を超えると薬剤の効果は低くなり、黒点病の感染リスクは高まります。天候に合わせて柔軟に対応しましょう。

■ヤノネカイガラムシ
 ヤノネカイガラムシの第1世代の1齢幼虫は5月中旬頃から発生し、5月下旬に最盛期を迎えます。この時期にコルト顆粒水和剤2000倍を散布することでチャノキイロアザミウマと同時防除が可能です。また、2齢幼虫は6月中旬頃に最盛期を迎えますので、防除薬剤を散布しましょう。秋季に第3世代が発生することで、生育ステージにバラつきが生じ、防除を困難にしています。1回の防除では発生を防げませんので年間を通した対策を実施しましょう。

■イセリヤカイガラムシ、 コナカイガラムシ類
 近年、発生が多くなってきています。果実へ寄生するとすすを発生させます。5月下旬から発生しますので防除薬剤を散布しましょう。果実同士や葉が重なったところなどに好んで寄生します。薬剤のかけムラが防除効果を低下させる恐れがあるので、手散布で丁寧に防除しましょう。

■チャノキイロアザミウマ
 マキ・サンゴ樹などの防風樹や柑橘樹の新梢へ飛来し果実へ被害を及ぼします。近年では温暖化の影響で5月の満開時にも発生がみられますので、毎年被害が多い園地では特に早い時期も注意して下さい。5月下旬頃に防除薬剤を散布して下さい。

水管理について

開花期から梅雨までの乾燥は樹体・果実ともに影響が大きく、枝葉の充実遅延や根の伸長を抑制します。また、ホウ素欠乏症の発生や生理落果の助長に繋がります。昨年は4月から定期的に降雨があり、順調に生育は進んでいきましたが、近年この時期に乾燥する傾向があります。成木や苗木に関係なく、水が必要な時期であり、この時期の水分は果実品質への悪影響はないので乾燥が続くようであれば積極的にかん水を行いましょう。

梅雨肥について

梅雨に入ると降雨が多く、湿度が高まり、樹が肥料成分を吸収しやすい時期になり、このタイミングで肥料を施用することで苗木は樹冠拡大することができます。また、中晩柑では初期の果実肥大を促進することができます。この時期は温度と湿度がともに高く、樹は成長しやすくなります。そして梅雨肥はそれをさらに手助けするイメージです。

花が予想以上にある理由を考えるる理由を考える

昨年の着果量や結果母枝調査から今年の花はとても少ない予想でしたが、葉芽か花芽を確認できるようになると予想より花があり、そう感じる人も少なくないと思います。ではなぜ少ないながら花がそれなりに見えてきたのでしょうか?その理由としてまず、昨年の10月からの乾燥が考えられます。乾燥は温州みかんの花芽分化を促進する要因の1つだということが明らかにされています。昨年の9月に500ミリを超える降雨がありましたが、10月以降は嘘のように晴天が続き、降雨量は少なく、一時期低かった糖度が平年並みに回復するとともに花芽の分化も進んだと考えられます。
 次に冬期の極端な低温が少なかったことも理由として考えられます。今年の冬は暖冬傾向で体感的にも暖かく、雪が積もることもほとんどありませんでした。このことから低温による落葉が少なく葉を保った状態で春を迎えることができました。仮に極端な低温が続き、落葉したとすると花芽は葉芽に変わり、もっと花は少なかったと考えられます。
 これらの自然環境要因によって花芽が確保できたと考えられます。そしてそれに加え、仕上げでの摘果量の差も大きな要因として考えられます。昨年は着果量が多い中、台風の影響もあり、仕上げ摘果が十分に行えていない園地が多くみられました。昨年、着果過多だった園地ではやはり、今年の花は少ないですが、仕上げ摘果をしっかり行えていた園地では今年も花があると思います。昨年の収穫直前までの仕上げ摘果を頑張った人はその恩恵を受けているはずです。
 しかし、全体的に見てみるとやはり花は少ない傾向にあり、それに加え葉色が悪く、樹に力がないように思います。こうなると花は体質的に弱く、芽に養分が引っ張られ、生理落果しやすくなります。こうならないためにも剪定による果梗枝の除去や芽かき、水管理等が重要になってくるのではないでしょうか。

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