今月の農作業(2月)柑橘・山椒

JAありだ営農指導課

柑橘

密植園の縮伐、間伐を行いましょう

密植園は、作業性が悪く日照不足になりやすいため、果実品質が上がりにくくなります。そのような園地は、縮伐か間伐を行うことで改善されます。また、縮伐や間伐を行うことで樹全体に日が当たるので樹冠内部まで葉が付きます。縮伐・間伐すると収量が減るといった考えは間違いでコンパクトな樹でも収量を上げることができるようになるので、最終的な収量の変化はそれほどなく作業効率が上がるので積極的に行って下さい。間伐を行わなくても、縮伐だけで樹間のスペースを確保できる場合があるので園地状況を確認してから行って下さい。

縮伐

縮伐を行う際は切り返し剪定を行わず、間引き剪定を行って下さい。作業性が悪くなる枝や高品質果実ができにくい力枝(主枝ではない株元から出た強い枝)を基部から切除して下さい。

間伐

樹が混んでいて薬剤散布や収穫作業に苦労している園地や、縮伐をしても改善されない園地は間伐を行って下さい。
 密植園は薬剤散布の際、薬剤が樹全体にかかりにくいため病害虫の発生が多くなる可能性があります。間伐を行うことで樹間が広くなり、作業性が良くなるとともに、樹全体に日が当たるようになるので果実品質が揃いやすくなります。

改植(園内整備)

温州みかんを生産する上で、適地適作が重要になります。毎年浮皮になるような園地や園地条件により糖度が上がりにくい園地は、園地条件に合った品種に転換する必要があります。また、老木はニエ果や過熟障害果が多くなり、隔年結果にもなりやすいなどデメリットが多くなります。樹齢が40年を超えるような老木園は、計画的に改植を行って下さい。
 早い時期から植え穴を掘り、土を空気に触れさせ、完熟有機物・石灰・ヨウリンを土に投入しなじませておいて下さい。改植の機会に園内整備や基盤整備も行うとよいでしょう。排水性が悪くマルチ栽培をしても糖度が上がりにくい園地は、排水を考慮した園地に変えて下さい。また、傾斜地は平坦地と比べ作業効率が悪くなるため、緩傾斜地にしたり園内作業道を設けることで作業効率が上がります。

剪定の基本

2月以降から剪定の時期になります。樹相や品種によって時期や方法は異なりますが、温州みかんは弱剪定が基本で、強剪定を行うと果実品質や収量の低下に繋がるため気を付けて下さい。切り返し剪定を行ってしまうと、枝が強くなり果実品質が悪くなる為、間引き剪定を徹底して下さい。剪定は、時期を遅らし花を見ながらの剪定や、樹の大きさを調整し骨格を整える剪定など、目的は必ずあります。目的に応じた剪定を行うためには、表年樹や裏年樹など樹相に応じた剪定を行い、目的を持って剪定に取り組むことが重要になると考えます。今年裏年になる樹は、早い時期から切り過ぎないように注意して下さい。

山椒

はじめに

山椒は、まだ確信的な技術が無い中で栽培が進んでおり、人によって剪定方法が違います。ここでは様々な取り組みの中で最良と思われる技術を紹介します。

剪定を行う理由
  1. 生産量の安定(樹勢の維持)
  2. 樹形作り(作業効率の向上)
  3. 病害虫予防(品質向上)
剪定の時期

休眠期に入り落葉してから行って下さい。年によっては秋芽が出てしまう年もあります。そんな時も全て落葉してから行って下さい。落葉する前に剪定してしまうと、新たな秋芽を出してしまう原因となります。

小木から仕立てる

園地を見てみると主枝は3本以上あり、樹形が複雑になっているところがほとんどです。

◎主枝の数が多い時の問題点とは?

狭いスペースの中で枝が多くなり作業効率が非常に悪くなります。また込み入った枝では、病害虫の発生も多くなるため、主枝の数は出来るだけ減らさなければなりません。小木のうちから主枝の数を制限し、育てていくことが重要となってきます。理想としては主枝の数は3~4本です。(図1・2)次に主枝の伸ばす角度は40~45度が良いでしょう。(図3)

図1・2・3

成木剪定の注意点

まず樹の切った後どうなるかを自分の理想とする樹形をイメージしながら行って下さい。(3~5年先の樹形をどうするか考える)図3のようにすり鉢状の樹形となるようにするため、基本的には勢いの強い内向枝や徒長枝は切り取ります。ただし、ふところの細かい枝は切り過ぎ注意です。幹や主枝の表面に光が当たり過ぎると、日焼けをおこし皮が剥がれてくる可能性があります。また、重なり枝については作業効率が悪くなるので除去した方が良いでしょう。重なり枝は切り返し剪定を行った後、その枝に出てくる枝を間引きしない事で発生します。そのため切り返し剪定をした翌年は、その枝から出た枝を間引く必要があります。主枝の先端、もしくは徒長枝を活かす場合、たくさんの芽がある枝でもそれがすべて発芽するわけではありません。長い枝だと先端の芽だけ発芽して間延びした枝となってしまうので8~10個芽を残す程度で構いません。その時の注意点としては基本外芽で切る事です(伸ばしたい方向があるのであればその限りではありません)(図4)毎年毎年作りたい理想の樹形のイメージは変えてはいけません。その理想を変えずに剪定していくことで、おのずと理想の樹に近づいていくでしょう。

図4

切り口について

切り口は出来るだけ小さい方が、樹への負担が少ないと思います。切り口が大きくなる場合は残す枝に沿って切り、面を取ってあげることで癒合が早くなります。また、その傷口の周りに徒長枝が出てきた場合、1本を残しておいてあげればさらに癒合が早くなります。その枝は傷の大きさによりますが2年目に切ってあげると良いでしょう。切り口にはトップジンMペーストを塗り、樹勢が弱い場合は春肥においても少し多めに施用してあげることで癒合力が増します。

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