今月の農作業(12月)柑橘・落葉果樹

JAありだ営農指導課

柑橘

今年のみかんを振り返って

9月以降は定期的に降雨があったため、最近果皮が滑らかになってからでもよく肥大しているなと感じるようになりました。この傾向はほぼ毎年ですので、益々摘果の時期や摘果量を工夫しなくてはいけません。早期に仕上げてしまうと大玉傾向のみかんになりやすく、味の面では品質が落ちるでしょう。周囲の園地が摘果を始めたから摘果に入るのではなく、樹の状態や園地条件等を確認して摘果をする必要があります。また労力的に後期重点摘果を出来ない場合は品種構成を見直す必要があります。

気象の変化について

近年の気象は昔と比べて変わってきています。その変化に対応することが今後のみかんづくりに重要だと感じます。

有田地方は比較的降雨が少なく年間降水量は1600mm程度と言われてきました。しかし、過去12年遡ってみると近年は2000mm越えが普通になってきています。また平成20~25年平均と平成26~31年平均を比較すると400mm程度降水量が増えているのが現況です(表1)特に夏~秋にかけて降水量が多く、一度に降る降水量が大量であるなど極端な天気になりつつあります。

本年はあれほど過乾燥になった8月の乾燥ストレスにより高品質の傾向であったのにもかかわらず、秋季の降雨による影響で果実品質の低下がみられたことから、マルチ被覆の必要性をこれほど重要に感じられる方も多いのではないでしょうか。

これは本年だけでなく、今後もこの傾向が続くことが予想されます。マルチ被覆は元々、さらなる高品質果実生産を目的として実施されてきましたが、秋季の降雨による品質の低下防止の効果として、ますます必要性が高まってくると思います。摘果時期のコントロールによる高品質対策に、マルチ被覆を組み合わせることで、さらなる高品質果実の安定した生産に取り組みましょう。

表1

ゆら早生について

前述のとおり、近年秋季は多雨傾向です。極早生品種の上野や日南などの品種では秋期に多雨になると、収穫までに糖度が回復する時間がないので、低品質で仕上がることが多くなってきています。ゆら早生は降雨があっても品質が順調に仕上がっていく品種なので、この気象変化に対応していると感じます。上野や日南の品質不良園はゆら早生に改植することを視野に入れてはどうでしょうか。

経営分析

「10a当たり何トン収穫できて、いくら売り上げた」という話をよく聞きます。確かにそれで大まかな園地の収益性を確認する事が出来ます。しかしもう一つ踏み込んで園地や品種の収益性を分析してみるのも大事だと思います。

(『売上金』-(マイナス)『農薬・肥料・人件費等のかかった経費』)÷『年間の作業時間』を計算すると時給単価が算出されます。これを基準に収益性を見る方が経営分析としては良いです。反収がある程度あったとしても作業時間がかかり過ぎている場合は、他の園地の作業がおろそかになり経営を圧迫することにも繋がります。経営分析を行うためにも日々の作業日誌を記録することが重要となります。作業が混み合う時期も明確となり、対策を立てることが出来ます。

作業日誌を記録するまでがみかん作りなのかもしれません。

極早生比率の見直し

各生産者の栽培品種構成を調査すると、極早生みかんの比率の高い生産者が多い傾向が見られます。しかし、果実品質からも証明されているように、昔も今も有田は早生以降の品種が重要であり、その品種で「有田みかん」ブランドが成り立っていると言えます。そのためにも、自園の品種構成を見直し、極早生の割合を減らして早生以降のみかんに改植していくことが重要だと感じます。

実際、早生以降の品種の仕上げ摘果・樹上摘果等の最終調整作業は極早生の収穫期間と重複することから、極早生比率の高い生産者の場合、早生以降の品種で高品質果実生産の肝心の作業が出来ない状態です。

落葉果樹

落葉果樹の植付について

植付時期11月中旬~12月が適期です。

植え穴はできるだけ早く準備し、遅くても定植1か月前までには完了しておきましょう。排水不良園では、暗きょ排水対策を優先し、土壌改良資材をよく混和してください。

植付時は、土壌に湿り気のあるときがよく、風のない曇天の日が理想で、根を乾かさないことが大切です。土壌が乾きぎみの場合は、しばらく清水に浸してから植えるようにしてください。巻き根や太根の折損部は剪定鋏で切り返しましょう。

埋め戻し後、盛り土は自然鎮圧するので、それによる土のしまりを見越して,あらかじめ30~40cm程度高盛りして植えてください。盛り土は接ぎ木基部が見える程度とし、苗木主幹部周囲には敷草や敷わら、完熟バーク堆肥などを敷き、乾燥防止に努めてください。また、季節風で株元を揺さぶられないように支柱を立てておきましょう。

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