今月の農作業(1月)柑橘・すもも

JAありだ営農指導課

柑橘

令和3年度の振り返り

令和3年度は1~3月にかけて比較的高温で推移したため、開花が大幅に早くなる予想でしたが、4月に低温を受けたことで平年並み~やや早い開花となりました。5月は例年になく降雨日が多く、満開期と重なったことで灰色カビ病・黒点病(初期)が多発しました。6月、7月中には定期的に降雨があったものの、果実品質はおおむね平年並みで推移していましたが、8月上旬~中旬にかけて降雨が続いたことで、果実品質は一時落ち込みました。また、降雨の影響で防除のタイミングが遅れた園地では、黒点病の発生が確認されました。 9月下旬以降は高温乾燥状態が続いたため、品質は平年並みかそれ以上まで回復しましたが、落葉等の樹勢の低下、着色の遅延などが見受けられました。

年々、温暖化の影響もあり、気象条件が変化してきており、柑橘類の栽培が難しくなっています。急激な気候変動に対応できるよう、仕上げ摘果の徹底やマルチ被覆、フィガロンの散布などの生産対策を行うとともに、基本管理を徹底し、健全な樹を育てることを心がけましょう。

図1

樹勢回復

秋期の乾燥により樹勢が低下している園地が見受けられますので、収穫後に樹勢回復のために液肥の散布を行いましょう。気温が10℃を超える暖かい日に尿素500倍を2~3回散布してください。また、ハイフラクトース(液糖)1,000倍や葉面マグ100~200倍を尿素に混用すると、尿素の吸収を助ける働きがあります。

乾燥といえば、夏季を想像すると思いますが、冬季の乾燥にも注意が必要です。冬季の乾燥は、落葉や葉枯れ、樹勢低下の原因になります。2週間程度、降雨が無い場合は、暖かい日に灌水を行ってください。特に根が浅いゆら早生や若木では、土壌の乾燥状態をこまめに確認しましょう。

カイガラムシ類・ハダニ類の防除

例年であれば、冬期に行うマシン油の散布時期ですが、今年は秋期の過乾燥により樹勢の低下している園地が目立ちます。長期予報でも今年の冬は気温が低くなることが予想されているため、そのような園地ではマシン油乳剤(95%)ではなく、樹体への負担が少ないマシン油乳剤(97%)60倍に切り替えるか、散布時期を3月中下旬頃に遅らせ、マシン油乳剤(97%)60~80倍で散布してください。

また、若木や樹勢の低下が激しい園地ではマシン油自体の散布を控えてください。(樹への負担が大きく、落葉する場合があります。)また、中晩柑類では収穫後に散布してください。

図2

隔年結果対策

令和3年度が極端に着果が少なく、令和4年産で着花過多が予想される樹を対象に、収穫後から1月下旬を目安にマシン油乳剤(97%)60〜80倍にジベレリン液剤2.5ppm(2,000倍)を加用し散布を行ってください。

土づくり

健全な樹、高品質果実を生産していくなかで、 土の生物性、化学性、物理性を改善していく事が重要となってきます。1月から2月が作業の適期となるので、樹勢維持のためにも積極的に行いましょう。

柑橘の最適なpHは弱酸性(5.0~6.0)とされています。酸性土壌の場合は適正なpHに矯正する必要があります。また、慣行的に施用するのではなく、土壌分析の結果に基づいて施用しましょう。

有機物を施用することで土壌の物理性(硬さや水はけ等)の改善効果に加えて、土壌中の腐植を増やして保肥力を高め、土壌微生物の活動を活発化させる効果もあります。堆肥を使用する際は、未熟な堆肥では逆に樹を弱らせてしまう可能性がある為、完熟堆肥を用いるようにしましょう。また、堆肥や土壌改良資材を施用するだけではなく、中耕を行うことも物理性を改善する上で大切な作業となってきます。

中晩柑類の収穫

これからの時期は中晩柑類の収穫時期になります。中晩柑類で後期落果しやすい品種は対策が必要となります。マデックEWを2,000~3,000倍で散布してください。(使用回数は年間1回)マデックEWは着色が進んだ状態で散布を行うようにしてください。

収穫前の腐敗防止剤の散布は必ず行ってください。また、収穫や選果の際は果実を丁寧に扱ってください。

すもも

整枝・剪定

樹齢の古い樹が多くなってきています。側枝の更新や捕植など計画的に進めてください。

スモモの花芽は、長果枝、中果枝、短果枝いずれも形成されますが、安定した結実と収穫ができるのは短果枝です。剪定の際、そのような枝を適度に残すようにしてください。

側枝の配置と間隔

側枝は、主枝・亜主枝の側面からの枝を選び、大石早生、ソルダムでは、40cm〜50cmで配置するようにしてください。

側枝の更新と予備枝の設定

側枝が古くなってくると、結果枝の発生が減少し、結実しても肥大が悪い傾向になります。一年枝を誘引して毎年新しい側枝を確保してください。

病害虫防除
●カイガラムシ類

最近では、秋口にかけて発生し、越冬も多くなりました。越冬防除として、石灰硫黄合剤10倍を散布してください。

図3

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