今月の農作業(2月)柑橘・山椒

JAありだ営農指導課

柑橘

樹勢の回復

先月に引き続き、樹勢が弱っている園地では収穫後から2〜3回程度尿素(500倍)を散布してください。

密植園の管理作業

樹が成長し、樹間が狭くなっている園では、病害虫の多発、日照不足による果実品質の低下に加えて、作業効率の低下などが問題として挙げられます。これらの問題の対策として、間伐や縮伐、整枝といった様々な方法がありますが、間伐を行う前に、 まずは、整枝・縮伐で空間を確保できるか確認しましょう。

整枝・剪定の目的

2月以降から本格的な整枝、剪定のシーズ ンとなってきます。整枝・剪定の主な目的として次のようなことがあげられます。
 ・樹勢の維持
 ・病害虫の発生予防
 ・作業性の向上
 ・骨格の維持

●整枝作業について

柑橘の理想的な樹形は2〜3本の主枝が地面に対して垂直に立っており、亜主枝が水平になっている形です。 しかし、着果した果実の重量によって主枝は広がっていきます。
 そのような状態になると主枝の内側に光が当たるようになり、徒長枝や内向枝が発生し、複雑な樹形の原因となります。 また、主枝の先端を決め、立たせることで横幅が減るため、密植園の改善につながります。

図1 図2 図3
縮伐作業

密植になっている園地では、基本的に主枝・亜主枝の同年枝が多くなっている場合がほとんどです。枝数が増えることで、枝同士で養分の競合が起き、それぞれの枝が成長することにより、樹が大きくなる原因となります。それを避けるためにも同年枝の切除を行うことは重要となります。同年枝を切除する場合は、切り口は幹に沿って切ることが重要です。また、ポイントとしては切り口に直接日が当たらないように枝などで陰にすることでカルス(傷口のかさぶたのようなもの)の形成が早くなります。
 また、樹によっては大きく枝を切除することもあると思いますが、切除する目安として、葉数が全体の三分の一までに収めてください。 これを超えると、樹勢の低下に繋がりますので注意してください。一回の作業で樹形を整えることは非常に難しいため、 年数をかけて少しずつ樹形を改善してください。

山椒

剪定の目的
  1. 生産量の安定(樹勢の維持)
  2. 樹形作り(作業効率の向上)
  3. 病害虫予防(品質向上)

剪定の時期

休眠期に入り落葉してから行ってください。昨年は秋芽が多く発生しました。1月には、ほとんど落葉していると思いますが、落葉する前に剪定してしまうと、新たな秋芽が出る原因となるので注意してください。

小木から仕立てる

ほとんどの園地・樹で主枝は3本以上あり、樹形が複雑になっています。

●主枝の数が多い時の問題点とは?

狭いスペースの中で枝が多くなり作業効率が非常に悪くなります。また、枝が混み合うと病害虫の発生も多くなるため、主枝の数は出来るだけ減らさなければなりません。
 小木の段階から主枝の数を制限し、育てていくことが重要です。理想としては主枝の数は3〜4本、(図1、2)主枝の伸ばす角度は40〜45度が良いでしょう。(図3)

成木剪定の注意点

まず自分の理想とする樹形をイメージしながら剪定を行ってください。(3〜5年先の樹形をどうするか考える)
 図3のように、すり鉢状の樹形となるよう、基本的には勢いの強い内向枝や徒長枝は切除します。ただし、幹や主枝の表面に光が当たり過ぎると、日焼けにより剥皮が発生する恐れがあるためある為、 ふところの細かい枝は切り過ぎに注意してください。
 重なり枝については作業効率が悪くなるので除去してください。 また、切り返し剪定をした翌年は、その枝から出た枝を必ず間引いてください。
 主枝の先端、もしくは徒長枝を活かす場合、複数の芽がある枝でも、全ての芽が発芽することはありません。長い枝の場合、 先端の芽だけ発芽し、間延びした枝になるため、8〜10個芽を残す程度で構いません。その時の注意点としては、外芽で切除してください。(図4)(伸ばしたい方向があるのであればその限りではありません)
 栽培面積が広い場合、1本ずつ時間をかけて剪定していると、春までに間に合わないこともあります。その為、まずは樹形を乱す徒長枝を優先的に剪定し、その後細かい剪定を行ってください。

切り口について

切り口はできるだけ小さい方が、樹への負担が少なく済みます。切り口が大きくなる場合は残す枝に沿って切り、面を取ってあげることで癒合が早くなります。また、その傷口の周りに徒長枝が出てきた場合、1本を残すと、さらに癒合が早くなります。発生した枝は傷の大きさによりますが、2年目に剪定してください。切り口にはトップジンMペーストを塗布し、樹勢が弱い場合は春肥を多めに施用することで癒合力が増します。

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