ああ、甲子園
更新:2024年4月3日
日本各地から桜開花の便りが届き、当有田地方も各所で咲き始めました。
昨日、春の選抜高校野球大会の決勝戦が行われ、健大高崎高校(群馬県)の優勝で幕を閉じました。高校球児たちの健闘を称えたいと思います。
さて、その閉会式で我が母校耐久高校が「応援団最優秀賞」で表彰されました。残念ながら、初戦敗退はしたものの、選手たちのハツラツとしたプレーにスタンドからは大きな声援が送られました。1回戦の応援が審査対象だったようで、生徒・卒業生・地元の人々、総勢3,000人の応援団。初出場ながらチームカラーのえんじと白で人文字に挑戦し、守備の時でさえワンストライクごとにどよめくような応援、その中にいた私も「すごいなぁ」と思いながら応援していました。その応援の熱量の高さが評価されたようです。
バス57台での甲子園行き。本来50台という制限があったようですが、相手チームが千葉県代表ということで、駐車場にゆとりができたお陰で急遽7台追加が決定。キャンセル待ちの私は、57台目のバスにぎりぎりセーフで乗せてもらうことができました。当日は、バスが甲子園近くの駐車場に着く頃から風雨が強くなり、「試合ができるのだろうか?」と心配しながら球場に向かいました。
開校1852年ペリー来航の前年という伝統校だけあって、もしかしたら旧制耐久中学校の卒業生ではと思われるような高齢の方もおられ、寒い雨風の中を1.5㎞ほど歩いて行ったので、「大丈夫かな?」と心配もしました。しかし、誰一人として寒いとか、バスに戻りたいとか愚痴を言う人はいなくて、黙々とひたすらに球場を目指していました。さすが耐久。耐えて、耐えて目標に向かうという感じで、球場に近づくにつれて気分が高揚してくるのが自分でもわかりました。
試合中、雨が降って寒くても、みんなで一生懸命応援していました。甲子園へ私たち卒業生を連れて行ってくれた選手たちに感謝しかありません。そして、お世話していただいた急ごしらえの野球部後援会の皆様に心から感謝申し上げます。
「称え~よ耐久~、我らが母校!!」
令和6年4月1日