組合長コラム

遅い冬

更新:2024年12月5日

12月に入ったのに未だに日中の気温が20℃近くあり、冬が来たという感覚になりません。さすがに夜温は10℃を下回るので、ミカンの着色も進み有田みかんの出荷が最盛期を迎えています。

本来ならば11月中旬から出荷のピークとなるのですが、今年は夏から秋にかけて高温状態が続き、ミカンの着色遅延により収穫が遅れたのです。早生ミカンの収穫出荷とともにこれから中生種の収穫も始まります。

全国的なミカンの品薄状態から、市場価格は極早生ミカンの時から例年にない高値をキープしており、生産農家のモチベーションも上がっています。各取引市場からは、出荷量を増やして欲しいという有難い要望が連日届いており、年末のミカン最需要期に向けて市場へきちんと計画出荷をしていかねばなりません。

さて、11月末新潟市役所にて「有田みかん」の贈呈式を行ってまいりました。福祉施設などへの寄贈で、㈱新潟中央青果様にお世話していただき30年近く続けております。また、ホテル日航新潟様では「デスクDEみかん」をしていただくように「有田みかん」を寄贈しました。休憩時間にミカンを食べて栄養補給とリフレッシュできるようにと。新潟市内のスーパーには「有田みかん」がたくさん並べられており、新潟で「ミカン」と言えば「有田みかん」と言われるくらい認知度が高いとのことでした。有難いことです。

この全国的にも認知度の高い「有田みかん」の中でも、特に品質の良い高糖度ミカンブランド「味一」を本年リニューアルし、味一プレミアム(糖度13度以上)、味一極(同15度以上)を11月28日より出荷開始しました。

 市場関係者の評価も高く「今年食べたミカンで一番美味しい」と言っていただいたくらいです。AQ選果場(JA直営)の最高峰ブランドとして「有田みかん」の販売を牽引してくれることを期待しております。

 これから寒くなると思いますが、皆さん体調管理をしっかり行い、良き新年をお迎えください。

令和6年12月3日

遅い冬
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