農業者インタビュー
土と水とわたし#2
更新:2022年11月24日
今回は和歌山県有田川町でミニトマトを栽培する國中秀樹さんにお話を伺いました。
会社勤めを経て、就農された國中さんの農業に対する取り組みをお伝えします。
就農したきっかけを教えてください
農業を始めたのは約6年前。それまでは営業職や会社経営に携わるなど、さまざまな経験をしてきました。しかし、多忙な日々に追われ家族と過ごす時間がなかなか取れなかったため、自分や家族との時間を確保するために就農することを決めました。
どのようにして農業について学びましたか
農家に転身する1年前、知人と会社を立ち上げて「農」に触れる機会がありました。また、そのことがきっかけで毎週農業の専門学校に通うこととなり、学んでいくうちに農業の魅力に惹かれました。
学校では、品目別の農作業講習を受けました。また、その他にも農業で生計を立てていくことや収益性を考えた経営方法など、農作業以外のことも幅広く学習ができたと思います。ミニトマト栽培に関しては、人から教えてもらったり、インターネットやYouTubeから情報を得ました。
ミニトマトを選んだ理由は
ミニトマトを選択した理由は、トマトの中でも比較的手間がかかるため栽培農家が少なく、競合しにくいと思ったからです。また、トマトは収益率が高いと聞いたので挑戦してみようと思いました。
今後の目標は
昨年、業務規模の拡大に伴って法人化しました。現在は企業として福祉活動や従業員の雇用・人材育成に力を注いでいます。また、食品ロス削減でSDGs活動にも取り組んでいきたいと考えています。見た目や形など出荷基準に満たないトマトを加工品として活かしたい。そのため、協力してくれる企業と連携しながら、トマトの有効的な活用について模索しています。
自分のステップアップや企業の成長は当然のことながら、従業員の子たちが一人前の農家としてやっていけるようにサポートしてあげたいので従業員と一緒に成長していきたいです。
プロフィール
國中 秀樹
- 営農地域:和歌山県有田市および有田川町
- 生産している主な農産物:ミニトマト、ナス、ピーマン、不知火、八朔