農業者インタビュー
土と水とわたし#5
更新:2023年2月24日
今回は和歌山県湯浅町で温州ミカンを中心に不知火、清見、レモンを栽培する増尾篤哉さんにお話を伺いました。小さい頃からミカンが大好きという増尾さん。ミカン作りに注ぐ情熱について話してくれました。
就農した経緯を教えてください
農業を始めたのは約5年前です。高校を卒業した後、実家の農業を本格的に手伝うようになりました。きっかけは、小さい頃からミカンが大好きで、栽培にも興味を持っていたことや、何より農業を営む両親の姿を見てきたことです。自分が歳を重ねるごとに、「後を継ぎたい」「ミカン農家をしたい」という気持ちが強まっていきました。
両親と共に日々の作業をするなかで、知識や栽培技術は父から学んできました。就農1年目は、教わったことにがむしゃらに挑戦しながら、毎日ヘトヘトになり勉強してきました。
農業の魅力について教えてください
自然相手のため、思い通り進んでいた作業が突然天候に邪魔されることも多々あります。しかし、だからこそ努力しながら美味しいミカンを作ることにやりがいと楽しさを感じます。
自分のミカンが評価されたときに農業の楽しさを感じます。人から評価していただく以上に、自分自身が納得できる仕上がりになった時、特に達成感を感じます。
将来の目標について教えてください
コロナ禍が落ち着いたら全国の農家と交流する機会を待ち、技術を学んだり自身のスキルアップを図りたいです。また、他品目の農家の話も聞いて知識の幅を広げていきたいです。
今は基本を大切にして、品質・糖度を向上させられるようにコツコツとミカン作りに励んでいきたいと思っています。これから先、5年、10年と経験を積んでから、その時に次のステップを考えていきたいです。
プロフィール
増尾 篤哉
- 生産している主な農産物 温州ミカン、不知火、清見、レモン
- 営農地域:和歌山県湯浅町
これまでたくさんの失敗を経験しましたが、その都度学ぶことが多く、理想の剪定を目指して毎年努力を続けています。楽しく、楽に作業ができるような園地作りをしていきたい。