農業者インタビュー
土と水とわたし#8
更新:2023年5月25日
今回は和歌山県広川町でシャクヤクを中心に、ヒマワリやストックなどの花卉類と温州ミカンを栽培する竹中とし子さんにお話を伺いました。今から約40年前、友人のすすめでスイートピー栽培を始めたことがきっかけで農業を始めました。
花卉類を栽培する魅力を教えてください
花づくりには、温州ミカンのような重労働が少なく、身体に負担が少ないことが嬉しいです。基本的に作業のほとんどを1人でこなしていますが、自由気ままに可愛らしい花に囲まれながら作業が出来るのでとても楽しいです。
シャクヤクを栽培しようとした理由を教えてください
シャクヤク栽培を始めたのは、今から約9年前です。JAの営農指導員さんから、「販売単価が安定していること」や、「病気に強い」ということで紹介してもらったことがきっかけで栽培を開始しました。シャクヤクは株を定植するところから始まり、安定して採花出来るまでに、約3年かかります。最近では株が大きくなってきて、年々収量が多くなってきました。
現在は、主に「華燭の典(かしょくのてん)」と「滝の粧(たきのよそおい)」と呼ばれる品種を栽培しています。一般的に生け花やアレンジメントなどに使用される華やかな品種です。
今後の目標について教えてください
毎年、採花時期を迎えることが一番の楽しみで、気分がワクワクします。また、友人にプレゼントすることもあり、人にあげて喜ばれると本当に嬉しく、農業のやりがいを感じます。
これからの目標は、大切に育てている園地を維持していくことで、健康に気を付けてこれからもまだまだ続けていきたいです。
プロフィール
竹中 とし子
- 生産している主な農産物 シャクヤク、ヒマワリ、ストック、温州ミカン
- 営農地域:和歌山県広川町
友人のすすめで始めましたが、花づくりは重労働が少なく、体にも負担が少ないのでどんどん「花の魅力」に惹かれていきました。