農業者インタビュー

農業者インタビュー

土と水とわたし#15

タイトル背景

更新:2023年12月28日

今回は和歌山県湯浅町で温州ミカン栽培に取り組む五百崎照平さんにお話を伺いました。高品質なみかんに仕上げるために手間を惜しまない栽培管理を行っています。

就農のきっかけを教えてください

農家に生まれ、農業の専門学校で技術を学び、JAの営農指導員として就職しました。営農指導員として勤めていく中で、先輩や同僚からみかん栽培について教えてもらったり、仕事をしながら学んでいくことも多く、農業に対する思いが大きくなっていきました。

就農を決めたのは母が体調を崩したことがきっかけでした。家が農家だったので子供の頃から農業に接してはいたものの、実際に就農してみると想像以上にしんどかったです。

農業へのこだわりや思いを教えてください

品質の維持・向上については常に考えています。一つひとつの作業も効率と最大の効果をどのようにすれば得られるか研究しています。みかんは収穫までの工程が多い品目ですが、その工程にひと手間をかけることでさらに品質が良くなる。こだわりの高品質なみかんに仕上げるためにずっとやっている作業です。

これからの目標やしたいことを教えてください

今後はさらに美味しいみかんを作りながら規模拡大を目指したい。普段は家族で作業をしていますが、収穫時期は本当に忙しくなるので、毎年、他府県から収穫・選別のため季節アルバイトを雇用しています。美味しく収穫できる時期を逃さないための人材確保は不可欠です。

一から作業を教えていき、仕事をだんだん覚えていくのを見るのが楽しく、やりがいでもあります。もちろん経験者の方が来てくれると即戦力として作業がはかどります。来てくれた人たちとコミュニケーションをとりながら楽しく働き、美味しいみかん作りを追求していきたいです。

これから農業を始める方にメッセージをお願いします

農業はやったらやっただけ成果が見える。やりがいのある仕事なので頑張ってほしい。

プロフィール

五百崎照平

  • 生産している主な農産物 温州ミカン・デコポン・三宝柑・清見・カラマンダリン ・ビワ・バレンシア
  • 営農地域:和歌山県湯浅町

休日はもっぱら家族サービスに全力投球しています。