農業者インタビュー

農業者インタビュー

土と水とわたし#18

タイトル背景

更新:2024年3月28日

今回は和歌山県湯浅町でスモモ栽培に取り組む兒島幸一さんにお話を伺いました。家族みんなで畑を大切にしながら農業に取り組む兒島さんは、食べ物を作る農業に携わることで日本の「食」を支える仕事をしています。

就農のきっかけを教えてください

実家がミカン農家で小学生の頃から休日にはミカンを出荷するための木箱づくりや収穫作業の手伝いをしていました。いつかは自分が農業を継ぐだろうと思っていましたが、両親から後継者になって欲しいと言われたことがきっかけで20歳の時に就農を決めました。

スモモ栽培を始めようと思った理由を教えてください

奥さんの実家がスモモ栽培をしていて、ミカンの閑散期に合わせて作業ができると勧められたことがきっかけで栽培を始めました。栽培を始める前は、上手く出来るか不安でスモモに関する本を参考にしたり、奥さんの親類や営農指導員に教わりながらスモモ栽培のイロハを学びました。

やりがいを感じるのはどんな時ですか

スモモの旬は初夏、6月に大石早生、7月はソルダムの収穫作業を行います。収穫シーズンが農業の醍醐味。年間を通じて1番やりがいと喜びを感じます。

毎年、収穫時期になると園地のそばを通る人が買いに来てくれて、美味しいと喜んでくれることが一番の誉め言葉ですね。

今後の目標を教えてください

農業歴50年、スモモ栽培を始めてからも30年経ち、スモモの樹も樹齢を重ねてきました。そろそろ息子に任せたい気持ちもありますが健康なうちは精一杯頑張りたい。日々の仕事は大変ですが、これからも家族みんなで畑を大切にし、1日でも長く農業に携わることで、少しでも「食」を支える仕事をしたいと思います。

プロフィール

兒島 幸一

  • 生産している主な農産物 スモモ・温州ミカン・セミノール・不知火
  • 営農地域:和歌山県湯浅町

兒島さんのリフレッシュ方法は温泉旅行へ出かけることです。リラックスできる時間を楽しみながら日々の仕事の疲れを癒しています。