農業者インタビュー

農業者インタビュー

土と水とわたし#23

タイトル背景

更新:2024年8月29日

今回は和歌山県有田市で温州ミカンを栽培する宮本遼さんにお話を伺いました。農大の社会人課程で農業の基礎を学び、2年間の研修期間を経て、4年前に就農しました。結婚を機に海南市から昨年有田市へ移住し、持ち前の向上心で真剣に農業に取り組んでいます。

就農のきっかけを教えてください

業を始めたのは、ミカン収穫のアルバイトがきっかけです。毎年、ミカンシーズンになると同級生の園地へ収穫作業の手伝いに行っていました。その時にミカン栽培の全てを自分でしてみたいと思いました。

栽培方法はどのように学びましたか  

ミカン農家を営む友人に自分も農業をしたいと相談したところ、農大の社会人課程を勧められ、仕事を退職して農業の基礎から学ぶことを決心しました。農大では実習や座学、さまざまなイベントへ積極的に参加して、肥料のことや薬かけなど、しっかりと農業について学びました。卒業後は有田市のミカン農家の方を紹介してもらい、ミカン作りの師匠のもとで2年間の研修に励みました。

農業の好きなところを教えてください

毎日、畑に足を運ぶことが楽しいです。新芽が出ることや果実が少しずつ成長することが可愛く、愛情をもって農業に取り組んでいます。

全て自分の責任で仕事ができることも農業の魅力であり、自分が思い描いた通りに成長してくれた時や、しっかりと手間をかけるとミカンも応えてくれることが日々のやりがいです。

今後の目標を教えてください

最近では、作業の優先順位が付けられるようになってきて、天候や作業時期を考慮しながらの判断ができるようになってきました。仕事の効率や精度が年々向上してきていると実感しています。師匠からは「畑は任せるから、好きに育てて良いよ」と心強い言葉をかけてもらいました。研修時代から作業してきた愛着ある園地をこれからも守っていきたいと思っています。 今後の目標は、就農5年目までに収入1000万を目指すことです。品質を追い求めて美味しいみかん作りをすることにこだわっていきたいです。

プロフィール

宮本 遼

  • 生産している主な農産物  温州ミカン、清見、不知火
  • 営農地域:和歌山県有田市

親切な地域の方々からのサポートやアドバイスには感謝しています。農業は自分にとって天職です。農業を始めて本当に良かったと思っています。